たけし君が持っている貝はアワビみたいですが、本当はとこぶし
と呼ばれるアワビとは、全く違う貝なのです。
とても水中を動く速度も速く『ナガレコ』とも呼ばれています。
もともと『とこぶし』は写真のもの程大きいものは珍しいです。
身質もアワビよりはしっかりしてなく、ちょうとやわらかいです。
味の方はすごく美味しいですよ。でも価格がアワビの約半値なので
みなさんもアワビを食べる時は注意して食べてみてください。

少し暑くなると、このアオリイカが福井の海で獲れだします。
とても身が厚く１尾で3.0kくらいになる大きなイカです。
本当に甘くて美味しいイカです。イカは赤っぽい色ですが、
獲れてすぐは、透明なのです。その透明な部分に字を書けば
その部分だけが刺激され色が付き、字が浮き出て写真のように
なります。そしてこの字はずっと、残ります。
良い子のみなさんは絶対に真似しないでくださいね☆

奥尾君が持っているのは『毛かに』です。北海道が有名ですが福井の海でも
毛カニは獲れます。越前かにと違って禁漁がなく通年あります。漁獲量は
ほんのわずかしか獲れない珍しい物です。名前の通り細かい毛がはえている
ので『毛かに』とよばれています。かに味噌は濃厚でかなりの絶品です。
ちなみに、毛カニに負けないくらい奥尾君もギャラン★DUぅぅぅ～です。

毎年この時期になると、寿がやの水槽は鯛、平目、カワハギ
真アジなどでいっぱいになります。特にサクラ鯛と呼ばれる
真鯛は絶品です。でも真鯛はすごくデリケ－トですぐに死んで
しまいます。赤色が見る見る白色に変わり横になってしまいます。
ですので生きている真鯛の扱いは女の子のようにやさしくしなければ
ダメなのです。まさにたけしくんに、もってこいの仕事です（笑）

今しか獲れない日本海のトリ貝です。全国いろんな地域でトリ貝は獲れますが
この大きさと身の厚さはどこにもありません。これは海の底の泥の中に生息する
トリ貝にとって、とても住みやすいからとても大きく成長できるのです。開拓されて
いないキレイな田舎の海は餌も豊富だと言うことです（笑）漁期も１ヶ月しかない
本当に貴重な貝です。１番下のトリ貝みたいな超特大の貝は間違えて獲れた日本海
の特大赤貝でした★

2番セリの活魚のセリ場です。後10分後にはセリが開始されます。
その隙に奥尾君といろんなお魚達のツ－ショットを撮りました。
セリ前に分からないように、お魚をチェックするのもよいお魚を
仕入れるコツの１つです。でも本当は禁止されている行為なのです。
でもそこらは、長年の付き合いと僕らの人柄の良さでうまく乗り越えて
いきます。これからも、がんばります☆

約1時間前まで生きていた、越前で獲れた本マグロです。
パッと見小さく見えますが、こう見えて約40ｋぐらいあります。
なぜ小さく見えるかは、このマグロを持っている福井中央魚市の
マグロ課の代表【人間リフト】事、桑原君が持っているからです。
体長、重量ともにマグロの倍以上ある、僕みたいな人です。
でもマグロを見る目は確かな大男です。そして、このまぐろ
見ての通りの最高級の品物でした。